前回のブログでは、イタリアンレストランを運営する上で、顧客リストはとても重要だとお伝えした。
関連記事:顧客リストは重要。飲食店でも顧客リストが必要な5つの理由
イタリアンレストランを始め、飲食店では顧客リストを軽視しているお店が多いので、顧客リストを取得できれば、競合よりも優位に集客、販売を行うことができる。
一方で、「どうやって顧客リストを取得すればいいのか?」という声もよく聞く。
今回は、イタリアンレストランが、効率よく顧客リストを集めるためにやるべき、5つの方法をお伝えする。
イタリアンレストランに限らず、店舗型のビジネスなら、どんな業態にも活用できる方法なので、ぜひ参考にしてほしい。
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イタリアンレストランが取得すべき顧客リストの5つの項目
どのような方法で顧客リストを取得するのかをお伝えする前に、まずは「どんな情報を取得するべきなのか」について説明しよう。
1.名前
店舗型ビジネスの場合、名前は必須で取得すべき情報だ。
その後、どのようなアプローチをするのかにもよるが、店舗型の場合はDMなどのマーケティングとの相性がいい。
すでに来店している人から情報を得るので、名前の記入に関してはそこまでハードルも高くないだろう。
逆にネットからリストを取る場合は、よりハードルを下げるために名前の順位が下がる場合もある。
2.住所+メールアドレスorラインID
これは、どのようなアプローチをするのかによって変わってくる。
ただし、基本的にはDMでアプローチすることを前提とするので、住所は必須。
メールアドレスとラインIDに関しては、そのどちらかでいいだろう。
ラインIDは、ライン@を使うと良いだろう。
現代ではラインの方が一般的だが、あなたのお店の顧客層によってはメールアドレスのみの取得でも良い。
メールアドレスやラインIDは、即効性をもたせたい時に使用する。
例えば、雨の日や客足が遠い日に、特別な割引情報をお伝えする場合などだ。
そんな頻繁に使う機会はないだろうが、あった方がその後の戦略に多様性を持つことができるのも事実だ。
3.誕生日
誕生日にお祝いのDMをもらって、嬉しくない人はいないだろう。
そのため、そのような特別な日をお祝いする意味でも、誕生日は知っておきたいところだ。
ここまで取得している飲食店はほぼいない。
ここまでは必須の情報として考えてもらいたい。
4.家族構成とその情報
可能なのであれば、家族構成や家族の生年月日など、そのお客にまつわる情報の取得しておくといい。
本人だけではなく、家族の誕生日などでDMを送ったり、家族構成に合わせた内容のDMを送るとより効果的なマーケティングとなる。
ただし、いきなりここまで踏み込んだ情報を得ることも難しいだろう。
ある程度、リピートしてもらった段階で聞くようにしても良いだろう。
5.その他記念日
その他、お客にまつわる記念日を聞くようにしよう。
結婚記念日、婚約記念日、付き合った記念日、昇進記念日など、なんでもいい。
この記念日は、お客にとっては特別な日だ。
そして、あなたにとっては、来店を促す絶好の機会だと考えるべきだ。
これ以外にも、その人が初めて来店した日や、そのお店で起きた出来事などを一緒にメモしておくと良いだろう。
全てのお客とのエピソードを残しておく必要はない。
印象に残ったことだけで構わない。
ただし、この「少しの努力」が、後々100万円、200万円の売り上げの差につながることも理解しておこう。
1〜5の中でも、1〜3は必須、4,5はできたら取得したい情報である。
必ずしも取得する必要はないが、あればあっただけ集客のチャンスは広がると考えよう。
イタリアンレストランの顧客リストの5つの集め方をご紹介
それではここから、イタリアンレストランが顧客リストを効果的に集める5つの方法をご紹介する。
どの方法も試して欲しいと思うが、この中から2つ〜3つ組み合わせるだけで、比較的簡単に顧客リストを取得することが可能なのだ。
自分に合った方法を探して欲しい。
顧客リストの集め方1.アンケートを取る
まず、飲食店でよくある手法として使われているのが、アンケートを記入してもらう方法だ。
お客様の声としても活用できることから、店舗型のビジネスとしてはこの手法が一番マッチしていると言える。
ただし、アンケートの場合は、記入する箇所がどうしても多くなってしまい、多くの人の顧客リストが取れないというデメリットがある。
そのようなデメリットを解消する方法として、2を組み合わせるといいだろう。
顧客リストの集め方2.プレゼントを与える
2つ目は、顧客リストを書いてくれた人にプレゼントを与える方法だ。その日に使えるものだと、より効果的だ。
例えば一品メニューの中からどれでも1つ無料で提供したり、ドルチェを無料で提供したり、会計時に割引したりと、アンケートや顧客リストに協力することで、お得な何かが得られることをアピールしよう。
私が一番感動したのは、顧客リストを記入すると、お会計の時にサイコロゲームに参加する資格がもらえるというものだ。
これは、ファミリー層にピッタリの施策だと感心した。
このように、少し変わった企画でもいいので、何かしらメリットを与えるようにしよう。
顧客リストの集め方3.予約を取る
ディナーでもランチでも、事前に予約をすると特典がついてくるような仕組みにすることも顧客リストの良い取り方の1つだ。
電話で予約を受けた時に、名前と電話番号を聞くことはあるだろうが、住所まで聞くことは少ないだろう。
相手から電話をかけてきている状態なので、別に住所を聞いても全く問題はないだろう。
もし住所を聞くことに抵抗があるのならば、理由をつけられるような特典にしてしまえばいい。
例えば、事前予約の方には、お土産でジェラートをプレゼントすることにすれば、帰宅までの大体の時間を把握するために住所を聞けばいい。
これならば、あなたもお客も納得できるはずだ。
顧客リストの集め方4.クーポンチケットを発行する
フリーペーパーやチラシにクーポンを付けて広告する人は多い。
だが、この際に顧客リストを取ろうとしているお店は少ないだろう。
クーポンには、必ず「住所・氏名・メールアドレス」を記入する欄を作っておき、記入後の持参がクーポン利用の条件にしておく。
そうすることで、反響を調べるだけではなく、顧客リストも獲得することできるようになる。
当然、このチラシは、店内にも置いて、チラシ以外から来たお客のリスト入手に役立てることも可能だ。
この方法だと、そもそもクーポン目当てのお客かどうか見極めることができるので、おすすめでもある。
顧客リストの集め方5.SNSを使った自己ブランディングを行う
少しハードルの高い方法だが、SNSで積極的に自己ブランディングを行い、メルマガなどに登録を促す方法もある。
あなた自身、よくテレビに出たり、お声がかかったりするなど、メディアに出ることに抵抗がなければこの方法の効果は絶大だ。
ただし、レバレッジが効く反面、アンチが必ず出てくることも覚悟しよう。
顧客リストを集めるために声をかけることも重要
イタリアンレストランで顧客リストを効果的に集める5つの方法をご紹介した。
この5つの方法の威力を最大限に発揮するために必要なことがある。
それは「店頭でのお声掛け」である。
注文を取った時、料理を運び終えた時、お会計の時など、タイミングは様々だが、記入を促す一言を伝えることはとても重要だ。
この一言があるか、ないかで、顧客リストの収集率はかなり違ってくる。
また、顧客リストを取ったお客がそうでないかを見極めるための施策も必要となる。
その点は、また追って説明していく予定だ。
今回紹介した方法以外でも、顧客リストを獲得する方法はたくさんある。
自分なりにユニークな方法を考えて、ついついお客が情報を提供したくなってしまうようなやり方を考えると良いだろう。
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