「ウチは味で勝負しているから広告はやらないよ!」
数年前、私が広告の営業をしていたとき、一番の断り文句として言われた言葉です。
当然、私の営業トークに問題があったこともありますが、今そう言われたお店を思い出してみると、8割くらいの確率で閉店に追い込まれています。
閉店したお店のうち、本当に私が「このお店は良いお店だなー」と感じたところですら、やっぱり閉店しています。
冒頭のセリフを言ったオーナーさんが「広告はやらない」と言っているのは、「宣伝しなくてもお客さんは来る」とか「口コミで広がっていく」という考えを持っているのです。
つまり、本当に良いものを提供しているという自信の顕れということですね。
この自信は、とても良いものです。
ただ、この考え方はとっても危険。
口コミや紹介のように、あなたがコントロールできないことに集客を頼ってしまうというのは、私が見てきた8割のお客さんと同じ道をたどる可能性がとても高いということなのです。
なぜならば、あなたのお店に最初に訪れる新規のお客さんは、あなたの提供する商品・サービスが「良い」から来るのではなく、「良さそう」に感じるから足を運ぶのです。
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新規のお客さんはあなたの商品・サービスを体験したことがありません
今まで経験したことがないことを経験したり、買ったことがないものを買ったりするとき、あなたは何を基準に判断しますか?
- 値段?
- 見た目?
- 名前?
人によって選ぶ基準は様々です。
そこに正解はありません。
私はコンビニで「新発売」という字を見るとついつい手にとってしまうくらい、新しいものに興味を惹かれます。
買ってみて体験して「もう買わないな〜」とか「これはもう一回買おう!」と思うわけです。
これ、お客さんがあなたのお店に足を運ぶ理由と全く同じです。
お客さんが、あなたのお店に行ってみたいと思うのは、「良いサービスそう」「美味しそう」だからです。
だから、良い商品やサービスで勝負していても、それがお客さんにしっかりと伝わらなければ、実際に足を運んでもらえないのです。
どうやったら、お客さんに良さそうだと感じてもらえるのかを考える。
それは、ネーミングもそうですし、コンセプトもそう。
それらをしっかりと伝えることで、初めて「あのお店、良さそうだな」となるわけです。
本当に提供するサービスに自信があるならば、そういう人ほど宣伝するべきだと、私は思います。
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