「紳竜の研究」という動画を観たことがありますか?
元司会者で、漫才師の島田紳助さんが、どのようにして漫才ブームで一躍スターになったのか、その方法を吉本のお笑い養成所NSCで講義を行った様子を映像として納めた作品です。
まさにこの動画の内容で紳助さんが語っていることって、集客の基本だなぁと感じました。
そもそも紳助さんは、自分たちの漫才は「下手」だし「邪道」であると語っています。
でも、「そんなのは見ている人には分からない」と割りきり、敢えて邪道の漫才の道を究めていくことを決断します。
なぜ、そのような決断ができたのかと言えば、紳助さんの目標は「司会者になる」ことだったからです。
漫才で人気者になるのは、その通過点。
「目的」と「手段」を明確にできていたからこそ、このような戦略が取れたのです。
反響のあるチラシのテンプレートを配布しています。
欲しい方は、無料のメルマガへご登録ください。
あなたも「目的」と「手段」を明確に出来ていますか?
あなたが達成したい手段はなんですか?
紳助さんのまずすごいところは、人気の漫才師のネタを徹底的に分析し、うまい漫才師の特徴を把握したことです。
そして、結論として「自分たちはうまい漫才は必要ない」と、敢えてスピードを重視した、邪道なスタイルの漫才を作り上げます。
ツッパリスタイルで、矢継ぎ早に言葉を繰り出し、間を取らないスタイル。
これは、当時のお笑い界ではあまり高く評価はされていなかったそうです。
しかし、世間は関係ありません。
紳助さんがターゲットにしたのは、自分たちと同じ世代の20代の男性。
お茶の間で見ている、自分たちと同じ時代を生きた人を笑わせるという意識を徹底していたそうです。
漫才ブームまっただ中で、人気を博していた頃、相方の竜助さんにこんなことを言ったそうです。
「今、劇場に来てくれている女性のファンは、俺たちを狂わせる原因や。俺たちが本当に相手しているのは、その向こうにいる若い男やで。」
このように、ターゲットを明確にできていたからこそ、そして自分の未来が「キャーキャーされるタレント」ではなく「安定感のある司会者」を目指していたからこそ、一時の人気に浮かれずに長い間テレビ業界で活躍できたのでしょう。
これ、我々もまったく同じだと思いませんか?
瞬間風速的な集客というのは、長続きしません。
オープン当初やテレビで取り上げられた後、とにかくお客さんが来て忙しいと言っていても、3ヵ月もすればそのお客さんはいなくなります。
でもこれは、あなたが「最終的にどんなお客さんに来てもらいたいのか」を明確にしていないことが原因です。
そして、集まってくれたお客さんに「どんな未来を提供するのか」をしっかりと伝えていないからです。
瞬間風速的に人を集める前に、その後どんな状態になりたいか、事前に明確にしておくことが、集客においてはとても重要なことなのです。
反響のあるチラシのテンプレートを配布しています。
欲しい方は、無料のメルマガへご登録ください。
コメント