From:トヨナガアキヒロ
「SNSで投稿しているんだけど、全く集客につながらないんです…」
個人店の経営者さんと集客方法についてお話しすると、SNSをやっている率は圧倒的に高いです。
そして、冒頭のように、SNSをやってみたけれど、集客につながっていないという悩みを抱えている方は、私の実感ではそのうちの9割
です。
集客につながらない最大の原因は、「継続」できていないことだったりするのですが、なぜ継続できないかといえば、当然「効果が見えない」からですよね。
そこで今回は、個人店が「SNS集客でアピールするべき」ことをご紹介します。
この記事の内容を踏まえて、3ヶ月間、少なくとも毎日投稿してみてくださいね。
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SNSであなたは何を発信している?
そもそも、あなたは今、SNSでどんな投稿をしていますか?「集客につながらない」と困っているお店のほとんどが、以下のような投稿でした。
- 新メニューの紹介
- 新鮮な食材の紹介
- 新しい機材などを導入した報告
あなたも、SNSの投稿を振り返ってみてください。そして、上記の内容を投稿していたとすれば、まず間違いなくSNSであなたのお店に魅力を感じて足を運んでくれたお客さんはいないでしょう。
何故ならば、メニューや食材をどれだけアピールしても、それでは価格やネームバリューに勝つことはできないからです。
例えば、次の3つのお店のうち、あなたがお客さんならば、どのお店に行きたいと思いますか?
A.よく行くお店で、店員さんとも顔なじみのお店
B.数回行ったことがあるお店で雰囲気なども気に入っているお店
C.全く行ったことがないお店
AかBという人がほとんどでしょう。Cを選ぶ人はほとんどいないと思います。
では、上記にさらに「味もサイズも全く同じマルゲリータが、Aは1,500円、Bは1,000円、Cは500円」で食べられるとなった場合、あなたはどのお店を選びますか?
少し考えてみてください。
やっぱりAかBという人がほとんどではないでしょうか?僕ならばAに行きますね。Cは検討すらしないでしょう。
つまり、あなたが今投稿しているような
- 新メニューの紹介
- 新鮮な食材の紹介
- 新しい機材などを導入した報告
は、全く同じ条件のお店を選ぶ際には有効かもしれませんが、実際にお店を選ぶ際には、判断材料にすらなっていない
ということなのです。では、何をアピールすればいいのでしょうか。
個人店のSNS活用法はお客さんとの「関係性」を構築するツールとして活用する
結論から言うと、 SNSでアピールするのは、「アナタ自身」
です。何故ならば、SNSであなたの投稿を見ているユーザーは、そんな情報を求めていないからです。SNSのユーザーが求めているのは、「コミュニケーション」なんです。
つまり、関係性を構築することです。SNSで集客するとき、大前提として考えなければならないのが、「そんなたくさんいいねやコメントなんて付かない」ということです。
発信する側は、たくさんのリアクションを求めますが、相当魅力的な投稿をしない限り、ほぼ反応は得られないと考えてスタートしましょう。その上で、リアクションを求めたいならば、あなたがどんどんリアクションをすること。
これはとても大切です。いいねやコメントしてくれた人にお礼や返信をすることはもちろん、一度でも会った、足を運んでくれたことのある人には、積極的に絡んでいく。SNSで集客しようと思うなら、ある程度の積極性も大切
なのです。
そして、そこからどんどん関係性を構築していく、まずは投稿内容よりも、色々な人に絡んでいくことを意識し、SNSを活用し、自分のページに来てもらうことがSNSで集客したければ重要になるのです。
SNS発信の意識するべき3つのこと
実際にSNSで発信する内容について解説します。SNSで発信する内容の考え方は、「誰に・どんな反応して欲しいのか」
によって変わります。なので、投稿内容を考えるポイントは、以下の3つになります。
- 導線
- お客さん
- 時間帯
それぞれ解説します。
1.導線を意識する
「導線」というのは、SNSの投稿を見たお客さんに、どんな行動を促したいのか、ということを意識することです。例えば、SNSを見て即来店を促したい場合ならば、こんな投稿になります。
「夜8時。お客さん0人。寂しい、悲しい。この投稿を見て、同情して来店してくれる優しい人には、ビール1杯おごります。待ってます。」
しっかりとコミュニケーションが取れている人に、ガラガラの店内の写真と一緒に投稿すれば、何人かは足を運んでくれるでしょう。
しかし、私はこういう使い方はあまりおすすめしていません。SNSから直接集客に結びつくというのは、ほとんどないと考えているからです。それよりもおすすめなのが、ホームページには載せないような裏話を投稿すること。
例えば、新メニューが完成したら、こんな苦労がありました
という内容を投稿し、そこに新メニューのリンクを貼ってホームページに誘導します。ただ、新メニューができた報告よりも、「構想2年の新メニュー」とか付いていたら…。
やっぱり気になってしまいますよね。
2.お客さんを意識する
「誰に向けて発信するのか」も、とても大切になります。SNSはコミュニケーションを取るツールだからこそ、万人受けするような投稿では誰にも共感されません。
あなたのお店に来たことがない人に発信するのか、来たことがある人に発信するのかでも、投稿の内容は変わりますよね。さらに言えば、あなたのお店を知っている人と知らない人、1回来たことがある人と常連さんでも投稿の内容は変わります。
なので、「誰に向けた投稿なのか」は、毎回意識するように心がけましょう。
基本的には一貫した方がいいとは思いますが、SNSは別に1日1投稿でなければならないというルールはありません。
むしろ、投稿頻度は多い方がいい。なので、1日に複数投稿するならば、その都度どんなお客さんに届けたい内容なのか、しっかりと意識して発信するようにしましょう。
3.発信する時間帯を意識する
2の届けたい「お客さん」とリンクしますが、お客さんの見やすい時間帯に投稿する
というのも、意識したいポイントです。個人店で、自分でお店の運営もしてSNSも投稿してという人にありがちなのが「空いた時間に投稿する」ということです。
そうすると、深夜や早朝、ピーク時を超えた時間帯に投稿される人がほとんどですが、これはリアルタイムで見て欲しい人に届かない可能性が高いのでやめましょう。おすすめは、予約投稿です。
フェイスブックページならば、予約投稿機能がついているので、お客さんが見やすい時間帯に投稿することが可能です。他のツールでも、極力届けたい人がSNSを見るであろう時間、例えばお昼休みや通勤途中など、スマホを見ている時間帯に投稿することを、意識しましょう。
まとめ
SNSで投稿する内容はサービスや価格ではなく、アナタのことが大切
というご紹介でした。まず投稿内容よりも、アナタ自身が積極的にSNSのユーザーに絡んでいく、その上で、どんな人に届けたいのか、どういう行動をとって欲しいのかを意識し、その人が見ているであろう時間帯に発信する。
これを毎日最低3ヶ月間続けることで、ある程度の結果が見えてくるというのが、SNSで集客するために必要な戦略です。もちろん、3ヶ月続けた結果、全く成果につながらないということも考えられます。
その場合は、1〜3のどれかが間違っていたということです。そこをまた修正し、さらに3ヶ月間…というのが、SNSで集客するためには必要なことなのです。ぜひ、活用してみてください。
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