
店舗ビジネスのリピーター獲得ツールの代表的なものといえば「スタンプカード」ですよね。
あなたのお店でもスタンプカード、活用していますか?
しかし、私が見る限り、スタンプカードを本当に有効活用できているお店は、あまりありません。
それはなぜか。
だって、スタンプが全然貯まらないから。
今回は、スタンプカードを有効活用する考え方をご紹介します。
リピートを促すツール「スタンプカード」
リピーターを獲得するためには、お客さんに「来店動機」を作ってあげる必要がります。
クーポンやポイント、そしてスタンプカードは、この「来店動機」を与えてあげるためのツールになります。
クーポンやポイントには有効期限があるように、スタンプカードは決まった個数を貯めるというミッションをお客さんに与えることで来店を促し、達成すると素晴らしい景品が与えられるという仕組みになりますよね。
でも、考えてみてください。
あなたは、スタンプカードを全部貯めたこと、ありますか?
私はありません。
スタンプカードは貯まりやすいようにしよう
スタンプカードを間違って使っているお店の多くが「リピーター獲得」と「客単価アップ」を同時に狙ってしまっているというものです。
例えば私の知っているお店では、500円で1個のスタンプが付くスタンプカードを発行しています。
が、このお店の平均客単価は、350円。つまり、1個スタンプを押してもらうために、多めに何か商品を買わないと行けなくなります。
加えて、スタンプは全30個。お客さんは最低でも15,000円分の買い物をしなければなりません。
で、リターンはというと…
500円分の割引券です。
これ、スタンプ貯めたいって思いますか?
ほとんどの人が思わないでしょう。
案の定このお店は、スタンプカードを発行してはいるものの、実際に持参してリピートしてくれるお客さんはほぼおらず、毎回新しいスタンプカードを発行するので、カードの台紙代がかかってしまうということで、スタンプカードを辞めてしまいました。
このように、スタンプカードをどういう目的で導入するのか、間違ってしまうと悲惨なことになってしまいます。
あなたのお店のスタンプカードはどうですか?
スタンプカードは「リピーター獲得」か「客単価アップ」のどちらかを目的に導入しましょう。
どちらも、は不可能です。
私だったら、リピーター獲得で使います。
スタンプは、100円で1つ。10個で500円分の割引チケットにします。
そして、さらにチケットには有効期間も定めます。
こうすることで、リピート促進はもちろん、来店頻度を高めることができるでしょう。
なんとなくスタンプカードを導入すると、間違った使い方になってしまいますので、気をつけましょう。
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