From:トヨナガアキヒロ
新しいお客を獲得したい。
そう考えている、カフェのオーナーは多いだろう。
以前お伝えしたように、私はカフェは極力少ない客数で、毎日来てくれるお客を育てることが、カフェ集客の極意だと考えている。
しかし、オープンしたてであったり、客数の絶対数が減ってても大丈夫なように、ある程度の新規集客は必要だ。
その時に少し考えてもらいたいのが、これまでと違った客層へのアプローチ方法だ。
今のお客が男性が多いなら女性を、年配が多いなら若者をターゲットとし、新しい顧客層を開拓する。
簡単なことではないが、これを客数が安定しているウチに少しずつテストすることで、いざ本当に新しく集客するとなった時に、とても便利になる。
今回は、他業種の例を踏まえて、カフェのオーナーが新しいターゲットを開拓する時に行う方法をご紹介する。
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カフェ集客で新たなターゲット開拓の鍵は「お客様の声」にあり!
ズバリ言おう。あなたが、自分のお店の新しいターゲットを開拓したいのであれば、率直にお客さんに聞くべきだ。
今、お店に来ているお客で、あなたが理想とするお客はいるだろうか?
そのお客に聞いているといい。
「うちのお店で不満なところがありますか?」と。
口頭だと聞きづらい、答えづらいこともあるだろう。
そういう時のために、アンケートを実施するといい。
アンケートは、お客の声を取りつつ、顧客リストを取得できるので一石二鳥だ。
他のカフェで、お客様の声を聞いているお店は少ない。
それどころか、顧客リストを持っているお店もほとんどないので、これをやるだけでかなりライバルに差をつけることができる。
ぜひ導入してほしい。
カフェ集客で今のターゲットが偏っているのならば改善の余地あり
特に新しいターゲットを開拓した方がいいお店は、自分の理想とするお客さんが圧倒的に少ないカフェだ。
例えば、日中、サラリーマンやフリーランスがゆったりと仕事ができるお店をあなたが理想としていたとする。
しかし実態は、ママ友の憩いの場になっていたり、老人の午前中の憩いの場になってはいないだろうか?
どちらが正解ということは無い。
だが、あなたが本当に来て欲しいお客さんが来ないのであれば、それは改善の余地が多分にあるということだ。
こういう話をすると、多くのカフェのオーナーが、「うちは老若男女誰でも来てほしい」と言う人がいるが、それは間違いだ。
ゆったりと仕事をしたいサラリーマンやフリーランスは、周りでママ友や老人がガヤガヤしているカフェには来ない。
事実、私もカフェで仕事をする時、以前はコメダに通っていたが、コメダは賑わいすぎているので、今では仕事をしに行くことはまず無い。
お客とは、自分勝手なものなのだと理解するべきだ。
一蘭に見るターゲット開拓の実例
1つ、別の業態でいい例があるのでご紹介しよう。
本場、博多のとんこつラーメンが食べられる、一蘭をご存知だろうか?
一蘭の特徴、ラーメン店でありながら、隣の人との間に仕切りが設けられており、さらにスタッフとの間も暖簾で仕切られていて、注文以外で顔を合わせることはない。
個室とまでは呼べないが、隔離された空間でラーメンを食べることができるようになっているのだ。
一体、なぜこのような空間を生み出したのかわかるだろうか?
少し考えてみてほしい。
答えは、「女性の声を反映した」のだ。
ラーメン屋というと、男性一人だったら気軽に入ることができるお店である一方、女性が一人で入るにはハードルが高い業種である。
しかも、ラーメンをすする姿を見られるのに抵抗があるという女性も多い。
そういった意見を反映し、女性が一人でも来ることができるお店を目指した結果、今の一蘭が出来上がったのだ。
事実、先日私が一蘭へ行った時も、一人で来ている女性客がいた。
こうして、一蘭は、女性が一人でも気軽に足を運べるラーメン屋として、女性客という新たなターゲットを開拓できたわけだ。
あなたが来てほしいお客にとって「行きたい」と思えるカフェになろう
一蘭の他にも、新たなターゲット開拓を成功したケースは多々ある。
例えばエステや脱毛。
ひと昔前なら、利用者は女性というイメージだったが、いまではメンズエステやメンズ脱毛サロンも展開されており、若者を中心に利用者は増えている。
スマホに関しても、若者の持ち物だったが、らくらくスマホの登場で、高齢者でスマホを持っている人も年々増えている。
あなたのお店のお客に偏りはないだろうか?
「うちはこういう店だから」と諦めてはいないだろうか?
あなたが理想とするお客があなたのお店に来てくれている理由は?
そして、不満に思っている部分は?
あなたが来てほしいと思っているお客が、あなたのお店に「行きたい!」と思わせるにはどうしたらいいのか。
それを徹底して考えることが重要なのだ。
店舗を持っているカフェは集客のアイデアがたくさん!
カフェ集客で、新しいターゲットを開拓する方法をご紹介した。
結論から言えば、お客に聞くのが一番だ。
私のように、インターネットを利用したビジネスよりも、カフェのように店舗を持ったビジネスの方がお客と接する機会が多い。
あなたのお店が繁盛する答えは、お客が持っていると言っても過言ではないだろう。
新しいターゲットを開拓したいのであれば、まずはお客と話をすることから始めよう。
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